「隣りの芝生は青い」というように、がんばっている同業者が輝いていると、つい羨ましく思ったりします。
しかし、同じようにやれるかというと、なかなかそう簡単にできるものではありません。
もやもや考えているとき、 こんなエッセーに出会いました。『当社のモノづくりを「農耕民族的モノづくり」と私は呼んでいます。農業と共通点が多いからです。農耕民族の特徴は、まず安定していること。当社もいくつかの得意分野に立脚しています。いたずらに技術の蓄積や製造ノウハウのない土地に移ることはしていません。そして、時間をかけて育て、収穫を得ようとしています』
(クレハの岩崎隆夫さん)
まずは、自分の身の丈を弁えて、コツコツと努力することにします。